営業店舗数と設置台数

(※こちらはバックナンバーです。最新のメールマガジンは会員の方のみに配信致しております。)

お世話になっております。
ユニークワークス上田です。


一気に気温が下がり、体調を崩す方が多くいらっしゃいます。
おざなりになりつつある手洗いうがいを今一度徹底し、風邪予防をしていただけたらと思います。

 

全日遊連から2023年10月末時点での「組合員加盟店舗の実態調査」について最新の調査結果が発表されました。

10月末の営業店舗数6,385店舗、前年同月からパチンコ10万台減、パチスロ3万台減/全日遊連加盟店舗調査

「2023年10月末時点での全日遊連加盟パチンコホールの営業店舗数は、前月末より45店舗少ない6,385店舗(前年同月比540店舗減)、新規店舗数は前月と同じ1店舗(同1店舗増)、廃業店舗数は1店舗多い69店舗(同23店舗増)、休業店舗数は2店舗少ない150店舗(同55店舗減、当月中に休業した店舗は19店舗)となった。」※記事より抜粋

実際には組合非加盟店舗があるため、店舗数、台数共に違いがありますが、営業店舗数・全国設置台数の減少は止まりません。
店舗数(設置台数)が減少すれば必然的に参加人口は減少します。

年末にかけてさらに閉店店舗は増加すると思われます。
それはなぜか?

コロナ時期を耐えた店舗はコスト削減に全力を注ぎました。
削ってはならない費用の選別ができた良いタイミングではありましたが、店舗経営において最も大きな費用である機械費が元に戻ってしまったこと、これこそが閉店が止まらない最も大きな理由となっています。

『もしこの機械が当たったら…』という不安を解消するための費用を削れていないのかもしれません。
コロナ時期であれば思い切って削れていた方も、意識が元に戻りつつあるのを感じます。

 

 

全国の非加盟店舗を含めた店舗台数を集計してみました。

組合非加盟店舗も合わせたレート別の台数です。
P:S台数比率が少しずつスロットに寄りつつあります。

こちらは現在の正確なP:S台数比率です。

※①4円パチンコ、20円スロットシェアは4円台数+20円合計台数が分母
※②1円パチンコ、5円スロットシェアは1円台数+5円合計台数が分母

すでに高貸しのPS設置比率は51:49で、おおよそ半々と言えます。
低貸し比率については僅かな変動のみで推移しています。

経営の厳しい店舗が閉店し、残った店舗の台数比率がこのような結果となっています。
レート別客数に対し、店舗の設置台数が整理された結果が徐々にまとまってきているように見えます。

皆様の商圏ではどうなっているのでしょうか?
設置台数比率が正しいとは限りませんが、結果的に残っている店舗のデータです。
全国の傾向を把握しつつ自店商圏と比較し、自店商圏の未来を予測しながら、来年のアクションを決定する必要があります。

自店固定費、機械費、営業数値、この3軸をどうすれば2024年も商圏に残ることができるのか?
お客さまの動向を把握するためにもマクロ数値を定点観測していけたらと思います。

よろしくお願いいたします。