外部環境の変化による影響

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

 

 

10年に一度の大寒波が全国を襲っています。
特に日本海側の被害は大きく、新幹線、飛行機の遅れや高速道路の通行止めなど交通機関に影響が出ています。
東京もそうですが、雪に慣れていない地域であるほど対策が後手に回ってしまい、被害が大きくなると感じます。

メディアが多少大げさに報道するものの、天気予報の精度は年々高くなっています。
正確な情報に基づいて冷静に対応することが大切です。

 

 

災害はパチンコ業界の外部環境の変化にも似ています。
稼働の悪い競合店が閉店し、大手のパチンコ店が市場に参入することで環境は大きく変化します。

昨年12月は全国で26店舗のグランドオープンがありました。
最低でも26の商圏で環境が変化し、お客さまにとっては良い意味で大きな競争環境が生まれました。
しかし、競合環境が変化する中、事実に基づいた行動を取れなかった競合店の状況は悪化しています。

2022年12月のグランドオープン店舗を振り返ると、非常に力のある法人が多い印象です。
商圏内の強い法人とゴジラVSキングギドラのように大きな争いが勃発し、今まで関係なかった商圏にまで影響が広がるケースも出てきました。

メディアシステム社が提供しているエンタープライズでは、足を運んだことのない商圏であっても数値を確認できます。
今後、自店商圏に競争環境の変化が起きない可能性はゼロではありません。
いつか来る環境の変化のため、自社出店やM&Aに備え、グランドオープン商圏の数値把握は定期的に行いましょう。

 

 

イベント規制前のグランドオープンでは商圏客数が1.5倍増加すれば力のあるオープンと言えました。
現在は広告規制に加え、グランドオープン以外のイベント訴求は難しくなり、他商圏からお客さまが流入しやすくなっています。

各地のグランドオープン商圏をグランドオープンの前後で比較したところ、商圏最大客数が2.8倍も増加している商圏も存在しました。
その場合、今まで相関しなかった商圏からお客さまが流入し、隣接商圏の客数が減少します。

時間の経過とともにお客さまは戻ってくるものの、グランドオープンした店舗のほかにも競合店を見ているため、機種や接客、サービスの違いなどから離反してしまう場合もあります。
本来であれば相関のない商圏でグランドオープンがあった場合、ベンチマークする価値があれば定期的に視察に行くべきです。

 

 

次の繁忙期はGWです。
期間中の施策で集客できる時代は終焉を迎えようとしています。
GW『まで』にお客さまに選ばれた店舗が大きな恩恵を受けます。
あと3か月、GWに選ばれるよう努力していけたらと思います。

よろしくお願いします。