PS設置台数逆転!

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

ついに全国のPS設置台数が逆転しました。

PS客数は2022年7月、6.5号機が出たタイミングで逆転していましたが、設置台数に関しては台売上や粗利など店舗の事情があるため、18か月後に逆転となりました。

■全国データ(2023年12月)
・4円パチンコ
台売上:25,182円
台粗利:4,192円
利益率:16.6%

・20円スロット
台売上:25,828円
台粗利:3,585円
利益率:13.9%

台売上はほぼ差はなく、台粗利はパチンコが大きいものの、利益率は逆転しています。
以前からお伝えしているように、需要が低下しているパチンコの価格が全国で上昇し、需要が高まっているスロットの価格が低下しています。

■2023年機械販売台数/設置台数(4円、20円のみ)
P⇒973,000/1,050,000
S⇒750,000/1,050,000

■高レートのみ機械回転率
P⇒0.926
S⇒0.714

2023年を全国規模で見ると、新台導入でお客さまが増えないにもかかわらずパチンコに大量の機械費を投じ、利益率を上げて客数低下を加速させ、設置台数が大きく減少しました。
その結果、お客さまが減少したのではないでしょうか?

スロット機械費も適正とは言えませんが、パチンコよりは台数を抑えられたため、客数・台売上が上昇し、利益率を高め過ぎることなく、設置台数を増加させることができました。

ほとんどのパチンコ店はPS併設店です。
PS台数バランスを全国に合わせるのはベターですが、商圏内でも1番店はパチンコで1番店になっている店舗です。
商圏1番店のPS設置比率は5:5になっているでしょうか?

2024年、上記のことに気が付けない店舗は閉店する一方、根本から解決できた店舗は勢力を伸ばし、出店も含めて大きく成長すると思います。
お客さまにとって『良い店』が増え、業界の活性化へと繋がるきっかけになれば良いと思います。

さらに、機械販売台数の予測も重要です。

P⇒973,000台
S⇒750,000台
2023年はこのような結果でしたが、2024年はどうなるでしょうか?
総販売台数がある程度予測できれば、全国の機械費展望が見えます。

パチンコが減りスロットは増え、総販売台数は減少します。
販売台数の減少に伴い購入台数の減少が見られた場合、一見機械代削減のように見えますが
自社(自店)の前年比率に対して落とせた数値が削減です。

様々な事情がありますが、機械費は2024年のキーポイントです。
皆さまと展望を共有し、マーケットに求められる店舗へ成長できたらと思います。

よろしくお願いいたします。